【新書で旅する『大人の好奇心』】へようこそ
ご訪問ありがとうございます。
このブログは、新書という乗り物だけを使って、歴史、科学、経済、哲学…と、分野を問わず「知の旅」に出る私自身の冒険ログ(記録)です。
理想は毎週1冊、新しい世界へ皆様をご案内することですが……ここは人生後半を楽しむ大人の教養遊びの場。義務やノルマは一切なし。好奇心の赴くまま、気ままに旅を続けるつもりです。
もし、あなたが「最近、何か新しいことに夢中になれていないな」と感じていたり、大量の情報に疲れて「もっと深く、信頼できる教養が欲しい」と願っているなら、ぜひこの【新書で旅する『大人の好奇心』】をブックマークしておいてください。
私が次にどんな世界を覗き、どんな知識と出会ったのか。あなたの残りの時間を、より豊かで刺激的なものにするヒントが、きっと見つかるはずです。
さあ、賢いサボり方を見つけた私たちは、もう本を選ぶ苦痛から解放されました。残るは、ただ好奇心の赴くままに、ポケットに新書を忍ばせて、大人の教養遊びという旅に出るだけです。
前回、私が「本を選ぶ面倒くささ」と「老眼」から逃れるため、紙の本から電子書籍Kindleへと「旅支度」を変えた話をしました。
しかし、私がこの「広く浅く」という知的冒険を続ける上で、もう一つ欠かせないルールがあります。
それは、興味のあるジャンルの新書を、必ず3冊同時に読み進めるということです。
「一冊も読み終えられないのに、なぜ三冊も!?」と思われるかもしれません。この面倒くさいルールは、実は私の「飽き性」と「思想が偏るのが怖い」という、二つのアラ還特有の悩みを解決するための、高度な戦略なのです。
飽き性の克服と偏りの恐怖
1. 飽き性という名の「好奇心」の暴走
正直に言います。私は飽き性です。一冊の本を読み終える前に、他のジャンルの本に目移りしてしまう。せっかく買ったのに途中で積んでしまう、という罪悪感に常に苛まれていました。
しかし、見方を変えれば、これは好奇心が衰えていない証拠でもあります。ならば、その暴走を止めるのではなく、利用すればいい。
3冊同時に読むことで、「飽きたらこっち」と気分転換ができるため、結果的に3冊すべてを読み終える可能性が高まります。これは積読(つんどく)への罪悪感を解消する、最高の遊びなのです。
2. 「一神教」の知識に染まる恐怖
そして、より本質的な問題が「偏り」です。
ひとつの新書を読むということは、その著者の思想やデータ、主張の論理に、一時的に脳を預ける行為に他なりません。特に力のある著者の本は、読者を魅了し、その主張が「絶対的な真実」のように感じられます。
私たちは経験を積んだ大人ですが、この一元的な知識に染まってしまうと、思考停止に陥り、特定の意見しか受け入れられない「偏屈なオッサン」になってしまうのではないかという恐怖が常にあるのです。
この偏りを防ぐために、新書3冊同時並行読みが必要不可欠なのです。
3冊並行読みがもたらす「知の化学反応」
この読書術は、単なる多読や積読解消法ではありません。私たちの知識を平面から立体へと変える、知的探求者のための思考の筋力トレーニングです。
1. 同じキーワードに何度も出会う快感
ジャンルの近い本を同時に読むと、必ず「ある重要なキーワード」や「概念」に、3冊それぞれの文脈で何度も遭遇します。
例: 心理学の新書を3冊読んでいると、「認知バイアス」「自己肯定感」「承認欲求」といった言葉に何度も出くわす。
1冊で理解が曖昧だった概念も、別の著者が違う比喩や事例で説明してくれることで、急に腑に落ちることがあります。これは、知識を「点」として記憶するのではなく、「線」や「面」として脳に定着させるための、極めて効率的な学習法なのです。
2. 【知的脱洗脳】 3つ目の視点を持てる強さ
これが、並行読みの最大の醍醐味です。
「著者Aはこの問題を『社会構造』のせいだと言うが、著者Bは『脳の仕組み』のせいだと断言している。では、本当に正しいのは?」
3冊同時に読むことで、脳内に強制的に対立軸が生まれます。著者の思想に飲み込まれるのではなく、第三者の視点(あなた自身の視点)から、その論理構造を客観的に検証できるようになります。
この物事の裏側と、裏の裏まで見通す能力こそ、複雑な世界を生き抜くアラ還の教養であり、あなたの知的ブランドの核となります。
3. 【編集能力】 知識を物語として繋ぎ合わせるトレーニング
私たちがこのブログで目指す「教養遊び」とは、知識をインプットして終わりではありません。バラバラの知識を統合し、自分だけの物語として世界を解釈することです。
3冊並行読みで得られるのは、まさにその「編集能力」です。
- 科学の新書から得た客観的な事実と、歴史の新書から得た人間の行動原理を、哲学の新書で得た問いと繋ぎ合わせる。
この作業は、あなたの知的探求者としての好奇心を満たすだけでなく、日常の出来事一つ一つに深みを与え、人生の物語をより豊かにしてくれるのです。
実践的なノウハウと「遊び」への着地
1. 「3冊並行読み」とKindleの相乗効果
紙の本で3冊を同時に持ち運ぶのは重労働ですが、電子書籍Kindleを使えば、この読書術は極めてスムーズになります。
- 持ち運びの自由:
3冊並行で読んでも、重さはKindle端末一台分。 - 検索性の高さ:
3冊の共通キーワードを検索し、どの本で学んだかを探る作業が瞬時に行える。
この読書術は、Kindleという「軽やかな旅の乗り物」があってこそ、真の力を発揮します。
2. 積読への罪悪感からの解放
並行読みの最大の利点は、途中で読むのをやめてもいいという心の自由です。
3冊のうち1冊が合わないと感じたら、その本はそこで一時停止。別の新しい本を投入すればいいのです。これは「諦め」ではなく、最適な知的栄養を選ぶという賢明な判断です。
私たちは、テストのためではなく、人生を面白がるために読んでいます。読書術に縛られるのではなく、読書術を遊び道具として使いましょう。
3. 私の「3冊並行読み」実践サンプル(10テーマ30冊)
では、一体どうやって3冊を選ぶのか?
難しいことはありません。私が実際に頭の中で意識している、ひとつの論点に対する対立軸を、具体的な新書セットとしてお見せしましょう。
このリストは、私自身の『教養遊び』の旅の途中で生まれた10テーマ・30冊の航海図です。
ぜひ、ここからあなたの最初のテーマを選び、3冊同時並行の快感を味わってみてください。
テーマ①:【老いの生き方】 孤独(「一人でいること」の捉え方)
テーマ②:【健康・身体】 食事(「何を食べるべきか」の対立構造)
テーマ③:【習慣・自己変革】 行動科学(「継続の仕組み」の作り方)
テーマ④:【現代経済】 投資(「資産形成の考え方」の対立構造)
テーマ⑤:【歴史・教養】 地政学(「地理が歴史と経済に与える影響」)
テーマ⑥:【テクノロジー】 AIと未来(「仕事と生活への影響」)
テーマ⑦:【芸術・鑑賞】 美術鑑賞(「作品の裏側と意味」を読み解く力)
テーマ⑧:【表現力・文章術】 伝わる文章(「大人の文章力」を磨く)
テーマ⑨:【対人関係】 夫婦・家族関係(定年後の「距離感」の取り方)
テーマ⑩:【人生の目的】 幸福論(「生きる意味」と価値観の再構築)
さあ、重たい荷物は置いて、kindle端末を鞄に入れて出かけましょう。
あなたの最初の知的冒険が、今から楽しみでなりません。

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